「ぼちゃん」

親譲りの無鉄砲で子どもの時から損ばかりしている。
小学校にいる時分、女の子の前でぷぅ~とオナラをして先生に怒られた。
呼び出しをくった母が帰りぎわ、
「人までぷぅ~とする人がありますか!」を大きな目して言ったから、
「この次は音のしないようにします」と答えた。

漱石は「坊っちゃん」を書くにあたって、二階から飛び降りるか、
オナラするかに迷ったに違いない。
でも、下品なオナラの話より、二階から飛び降りる話のほうが溌剌感があってよい、
と後の世の読者の事を考えて飛び降りることにしたのだと思います(o^。^o)
スポンサーサイト

フロスト病と連立方程式

みなさんは「フロスト病」という病をご記憶でしょうか?
そう、英国の小説家、R・D・ウィングフィールドの
「フロスト警部」シリーズを読みふけることによって、
夜昼関係なくこの本から目が離せなくなり、途中、奇声を発する方
はたまた突然、一人でげらげらと大笑いするといった症状がではじめ、
翌朝には、ぼぉ~っとしたかと思うと、思い出し笑いするなど
いろいろな兆候がみられる病なのです。

その「フロスト」シリーズの遺作、「フロスト始末」がこの度出版されました。
で、私はこの上下2冊を一気に読み上げましたが、
何故かこの度は多少ニンマリすることはあっても、
声を出して笑うといことはありませんでした。
これまで読んだ5作品に中身は勿論記憶にあるわけではありませんが、
これまでとは少し違っておかしみの部分が減り
ちっと変化があるような気がしております。
しかし、何故かこの本が一番読みやすかった感じも否めません。

さて、このフロスト警部の出立ちは
刑事コロンボを想像していただいたほうがちかいでしょうか、
しかしこの上なく下品で、上司やお偉方、悪者には悪態のつき放題、
それでいて部下や市民に口は悪いがなんともやさしい。
これが部下に慕われ、読者を惹きつける要因なのかもしれません。
出されたコーヒーカップに鉛筆を入れ、砂糖をかき混ぜるなんて人、
そんなにはいないでしょう(o^。^o)

このシリーズでは毎回、いろいろな事件が重なって発生します。
でも小さい田舎の警察署のこと、フロストにそのお鉢が回ってくるのです。
行方不明、殺人、スーパーマーケットへの脅迫etc.
そして読んでいる途中、ある事に気が付きました。

未知数が4、5とある連立方程式の解をもとめる数学に似ているなと?
ご存知のように連立方程式は未知数の数ほど関係式がないと解はえられません。
この上下2巻のお話に中で、X、Y、そしてZ等の関係式を描いているのです。
ヤツがホシだと言った彼の第六感も調べが進行していくうち、
第2,第3と状況が変化し、方程式の係数も変わってきます。
そして何かの拍子に未知数Xの解がえられると、YやZの答えも引き出されてくるのです。

今、本屋さんにゆくと第1作の「クリスマスのフロスト」から全作が置かれています。
まだ一度も読まれたことの無い方、あなたはしあわせものです。
無作法で口の悪く、お下劣なフロスト様にお会い出来るのですから!!!
でも、この作品が最後になるとはほんとうに残念至極であります。

教科書で出会った・・・

また本を買ってしまいました。
「教科書で出会った 名句・名歌300」(石原千秋・新潮文庫)です。
これで「教科書で出会った・・・」シリーズ3冊揃ったことになります。

この文庫の最初の句は

雪の朝二の字二の字の下駄のあと  田捨女(でん・すてじょ)

でございます。下の注意書きを読んでびっくり、
この句は田捨女がなんと6歳の時作った句だとか!!!
で、彼女のことを調べてみました。
『1634年、丹波国氷上郡柏原藩(現在の兵庫県丹波市柏原地域、当時の藩主は織田信勝)に、
柏原藩の庄屋で代官も務めた田季繁の娘として誕生した。
氏名は田ステで、「女」は名の一部ではなく女流歌人の名に添える接尾辞である。』

それにしても、我が子を「捨て」とは~
でも私らより上の世代には「捨造」「捨吉」といった名前をみたことがあります。
詳しい理由はわかりません。

最後に、このシリーズの監修者・石原千秋があとがきで次のような事を言われています。
『和歌・俳句の歴史は「自然」から「ひとり」へと変遷している』と。
でも、万葉集には

父母が頭(かしら)搔き撫で幸(さ)くあれて言ひし言葉ぜ忘れかねつる
  (防人の歌)

憶良らは今は罷(まか)らむ子泣くらむそれその母も我を待つらむぞ  (山上憶良)

といった句が多く見られます。なぜでしょう?
素人の私には判然としません。

強靭な意志

実は池波正太郎の「男振」(新潮文庫)を昨夜一晩で一気に読み上げました。
時代小説はどうも言う方、まずはこれを読んでみて下さい。
そのかわり昨夜は本を読みすぎて眠たい眠たいとこぼざれてもわたしのせいではありません。
池波正太郎に文句言ってください(⌒-⌒;)
読み始めて途中でストップする勇気のある方、
あなたは強靭な意志の持ち主でございます(o^。^o)
ぜひとも翌日が休みという晩にお読み下さい。
さらによければ「剣客商売」もおすすめします!!!

池波正太郎

先日古本屋で見つけた池波正太郎の「さむらい劇場」(新潮文庫)を読みました。
読み始めて間もなく、これまで登場していない女性が突然現れました。
それも、前後の関係が全く無く、さもこれまで登場したふうなことが書かれているのです。
おかしいなと思い、前のページを繰り返し調べましたがやはり彼女の名前は出てきません。
で、よく調べると、何と33ページも飛んで製本されているではありませんか!
仕方なく翌日本屋に行って飛んでいる部分を読み、筋書きをのみこんだ上で再び読みはじました。

勧善懲悪的な筋立てで、主人公だけが家族や友人をさしおいて、するすると駆け上がってしまう。
その点少し気になりました。
でも、そこは池波正太郎、文章力で最後まで、読者を惹きつけて離しません。
でも今回はストーリーに起伏をもたせすぎたせいか、
いつもよりちと文章が素っ気ない気もしました。
やはり彼の作品では「剣客商売」シリーズが一番好きです。
プロフィール

Hocco21

Author:Hocco21
手前、生国と発しますは
芸州・ひろしまです。
小さい折から、太田川の
産湯を使い、
長じましては宮島の弥山を
眺めてその日暮らし、
年金生活をおくってます。
さあて、ここに
取りいだしたるは、
本や音楽のお話、
また、映画や写真の話題、
それに、楽しい話に、
くだらねー話と、もり沢山!
御用とお急ぎでない方、
さあて、お立会い!

この度、「カテゴリー」の欄に
「私のお気に入り」という項目を
作成しました。
御用とお急ぎの方、
この「私のお気に入り」を
クリックてみてください。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード