映画は楽しい!!!

昨日、近所の本屋さんを巡り歩いてやっと手に入れることができました。
キネ旬2月下旬号です、昨年度の映画ベストテンが掲載されています。
日本映画のベストワンは「夜空はいつでも最高密度の青色だ(石井裕也監督)」
外国映画のベストワンは「わたしは、ダニエル・ブレイク(ケン・ローチ監督)」
だそうです、映画館ゆくことない私はどちらも観たことがありません。
いつも何周かの周回遅れのでこれらの映画をツタヤ・ディスカスで観ることにしています。

あっそうそう、第3位に入った「あゝ、荒野 前篇/後篇(岸善幸監督)」
の原作本を今読んでおります。
恥ずかしながら寺山修司の本を読むのははじめてですが
ちと変わった文章ですが意外と読みやすいですね。
彼があとがきで文壇とか批評家の前に出すことより、
出来るだけ多くの人に読んでもらい、「話し合える」場所に届ければいいな
といった趣旨のことを書いておられます。
とても好感をもって読ませていただいております。
「暗闇いが、まるで疑問符の?のような裸電球だけがつられてあった。」
良いレトリックですね、あともう少しで読み終えます。

s_キネ旬 (2)

所で、写真の右側にある分厚い本は1924~2016年までの映画ベストテンが
掲載されています。
ヒマな私はこれらのデータから私独自のベスト30をリストアップしてみました。
勿論観ていない作品もありますがこれはという作品はだいたい観ているようです。
でも、「8 1/2」や「天井桟敷の人びと」などのように
何度観ても途中で寝てしまった作品も多々ありますが・・・

※映画「8 1/2」は「8か1/2」と読むように習ったのですが、
最近では「8と1/2」と読むように教わっているとか?
また、この数字は靴の大きさを表したものだという話を聞いたことがあるのですが
本当でしょうか?ご存じの方教えてください。

それでは私個人の趣味と人生観、独断と偏見によるベスト30をご覧ください。
尚、※はキネ旬ベストテンに入っていない作品です。
大体年代順になっていっますが外国作品は日本公開年が基準となっています。

【日本】
①東京物語(小津安二郎監督)(1953)

②七人の侍(黒澤明監督)(1954)

③二十四の瞳(木下惠介監督)(1954年)

④七人の侍(黒澤明監督)(1954年)

⑤ビルマの竪琴(市川崑監督)(1956年)

⑥幕末太陽傳(川島雄三監督)(1957年)

楢山節考(木下惠介監督)(1958年)

無法松の一生(稲垣浩監督)(1958年)

⑦切腹(小林正樹監督)(1962年)

⑧秋刀魚の味(小津安二郎監督)(1962年)

⑨飢餓海峡(内田吐夢監督)(1964年)

⑩赤ひげ(黒澤明監督)(1965年)

東京オリンピック(記録映画/市川崑総監督)(1965年)

⑪日本のいちばん長い日(岡本喜八監督)(1967年)

⑫男はつらいよ(山田洋次監督)(1969年)※シリーズ全作品

⑬仁義なき戦い(深作欣二監督)(1973年)

青幻記 遠い日の母は美しく(成島東一郎監督)(1973年)

⑭砂の器(野村芳太郎監督)(1974年)

⑮幸福の黄色いハンカチ(山田洋次監督)(1977年)

竹山ひとり旅(新藤兼人監督)(1977年)

復讐するは我にあり(今村昌平監督)(1979年)

月山(村野鐵太郎監督)(1979年)

⑯泥の河(小栗康平監督)(1981年)

駅 STATION(降旗康男監督)(1981年)

転校生(大林宣彦監督)(1982年)

⑰お葬式(伊丹十三監督)(1984年)

瀬戸内少年野球団(篠田正浩監督)(1984年)

風の谷のナウシカ(宮崎駿監督)(1984年)

天空の城ラピュタ(宮崎駿監督)(1986年)

海と毒薬(熊井啓監督)(1986年)

マルサの女(伊丹十三監督)(1987年)

⑱となりのトトロ(宮崎駿監督)(1988年)

TOMORROW 明日(黒木和雄監督)(1988年)

⑲黒い雨(今村昌平監督)(1989年)

その男、凶暴につき(北野武監督)(1989年)

⑳息子(山田洋次監督)(1991年)

㉑シコふんじゃった。(周防正行監督)(1992年)

忠臣蔵外伝 四谷怪談(深作欣二監督)(1994年)

午後の遺言状(新藤兼人監督)(1995年)

㉒Shall we ダンス?(周防正行監督)(1996年)

㉓十五才 学校IV(山田洋次監督)(2000年)

雨あがる(小泉堯史監督)(2000年)

※どら平太(市川崑監督)(2000年)

ウォーターボーイズ(矢口史靖監督)(2001年)

たそがれ清兵衛(山田洋次監督)(2002年)

㉔阿弥陀堂だより(小泉堯史監督)(2002年)

㉕美しい夏キリシマ(黒木和雄監督)(2003年)

誰も知らない(是枝裕和監督)(2004年)

父と暮せば(黒木和雄監督)(2004年)

ALWAYS 三丁目の夕日(山崎貴監督)(2005年)

※蝉しぐれ(黒土三男監督)(2005年)

㉖フラガール(李相日監督)(2006年)

武士の一分(山田洋次監督)(2006年)

㉗博士の愛した数式(小泉堯史監督)(2006年)

天然コケッコー(山下敦弘監督)(2007年)

それでもボクはやってない(周防正行監督)(2007年)

㉘おくりびと(滝田洋二郎監督)(2008年)

㉙トウキョウソナタ(黒沢清監督)(2008年)

母べえ(山田洋次監督)(2008年)

ディア・ドクター(西川美和監督)(2009年)

劒岳 点の記(木村大作監督)(2009年)

沈まぬ太陽(若松節朗監督)(2009年)

一枚のハガキ(新藤兼人監督)(2011年)

まほろ駅前多田便利軒(大森立嗣監督)(2011年)

大鹿村騒動記(阪本順治監督)(2011年)

わが母の記(原田眞人監督)(2012年)

㉚舟を編む(石井裕也監督)(2013年)

ソロモンの偽証 前篇・事件/後篇・裁判(成島出監督)(2015年)

【海外】
①チャップリンの独裁者(チャールズ・チャップリン監督)(1940年ー1960年)

チャップリンの殺人狂時代(1925年ー1952年)

②荒野の決闘(ジョン・フォード監督)(1947年)

大いなる幻影(ジャン・ルノワール監督)(1949年)

③自転車泥棒(ヴィットリオ・デ・シーカ監督)(1950年)

④第三の男(キャロル・リード監督)(1952年)

チャップリンの殺人狂時代(チャールズ・チャップリン監督)(1952年)

真昼の決闘(フレッド・ジンネマン監督)(1952)

⑤禁じられた遊び(ルネ・クレマン監督)(1953年)

落ちた偶像(キャロル・リード監督)(1953年)

⑥ローマの休日(ウィリアム・ワイラー監督)(1954年)

恐怖の報酬(アンリ=ジョルジュ・クルーゾー監督)(1954年)

⑦鉄道員(ピエトロ・ジェルミ監督)(1958年)

⑧十二人の怒れる男(シドニー・ルメット監督)(1959年)

太陽がいっぱい(ルネ・クレマン監督)(1960年)

⑨ウエスト・サイド物語(ロバート・ワイズ監督)(1961年)

⑩アラバマ物語(ロバート・マリガン監督)(1962年)※キネ旬選出無し

⑪アラビアのロレンス(デヴィッド・リーン監督)(1963年)

その男ゾルバ(マイケル・カコヤニス監督)(1965年)

幸福(アニエス・バルダ監督)(1966年)

アルジェの戦い(ジロ・ポンテコルヴォ監督)(1967年)

ロミオとジュリエット(フランコ・ゼフィレッリ監督)(1968年)

俺たちに明日はない(アーサー・ペン監督)(1968年)

2001年宇宙の旅(スタンリー・キューブリック監督)(1968年)

⑫イージー・ライダー(デニス・ホッパー監督)(1970年)

⑬ゴッドファーザー(フランシス・フォード・コッポラ監督(1970年)

ラスト・ショー(ピーター・ボグダノヴィッチ監督)(1972年)

※ダーティハリー(ドン・シーゲル監督)(1972年)

ジョニーは戦場へ行った(ドルトン・トランボ監督)(1973年)

⑭スティング(ジョージ・ロイ・ヒル監督)(1974年)

ペーパー・ムーン(ピーター・ボグダノヴィッチ監督)(1974年)

⑮ロッキー(ジョン・G・アビルドセン監督)(1977年)

⑯スター・ウォーズ(ジョージ・ルーカス監督)(1978年)

木靴の樹(エルマンノ・オルミ監督)(1979年)

クレイマー、クレイマー(ロバート・ベントン監督)(1980年)

地獄の黙示録(フランシス・フォード・コッポラ監督)(1980年)

⑰E.T.(スティーブン・スピルバーグ監督)(1982年)

アマデウス(ミロシュ・フォアマン監督)(1985年)

ミツバチのささやき(ビクトル・エリセ監督)(1985年)

※バック・トゥ・ザ・フューチャー(ロバート・ゼメキス監督)(1985年)

スタンド・バイ・ミー(ロブ・ライナー監督)(1987年)

⑱芙蓉鎮(シエ・チン監督)(1988年)

⑲ラストエンペラー(ベルナルド・ベルトルッチ監督)(1988年)

⑳ダイ・ハード(ジョン・マクティアナン監督)(1989年)

㉑ニュー・シネマ・パラダイス(ジュゼッペ・トルナトーレ監督)(1989年)

紅いコーリャン(チャン・イーモウ監督)(1989年)

※いまを生きる(ピーター・ウィアー監督)(1990年)

※セント・オブ・ウーマン 夢の香り(マーティン・ブレスト監督)(1993年)

㉒シンドラーのリスト(スティーブン・スピルバーグ監督)(1994年)

㉓ショーシャンクの空に(フランク・ダラボン監督)(1995年)

※レオン(リュック・ベッソン監督)(1995年)

㉔イル・ポスティーノ(マイケル・ラドフォード監督)(1996年)

㉕運動靴と赤い金魚(マジッド・マジディ監督)(1999年)

㉖ライフ・イズ・ビューティフル(ロベルト・ベニーニ監督)(1999年)

恋におちたシェイクスピア(ジョン・マッデン監督)(1999年)

マトリックス(ラリー&アンディ・ウォシャウスキー監督)(1999年)

初恋のきた道(チャン・イーモウ監督)(2000年)

グリーンマイル(フランク・ダラボン監督)(2000年)

㉗山の郵便配達(フォ・ジェンチイ監督)(2001年)

㉘ロード・オブ・ザ・リング(ピーター・ジャクソン監督)(2002年)

㉙戦場のピアニスト(ロマン・ポランスキー監督)(2003年)

ラストサムライ(エドワード・ズウィック監督)(2003年)

※グッバイ、レーニン!(ヴォルフガング・ベッカー監督)(2004年)

硫黄島からの手紙(クリント・イーストウッド監督)(2006年)

㉚善き人のためのソナタ(フロリアン・H・von・ドナースマルク監督)(2007年)

※世界最速のインディアン(ロジャー・ドナルドソン監督)(2007年)

ゴーストライター(ロマン・ポランスキー監督)(2011年)

アメリカン・スナイパー(クリント・イーストウッド監督)(2015年)

半日かけて仕上げました(⌒-⌒;)
勿論、異論反論オブジェクションお有りでしょう、
人の顔が全て違うように好みの作品が違うのは当たり前のこと。
中には「トムとジェリー」が最高だとおっしゃる方がおられて当たり前だと思っております。
スポンサーサイト

イメージ

キネ旬1位で評判だった「全身小説家」(原一男監督)の映画を観ました。
1992年にガンで亡くなった小説家・井上光晴の晩年の5年間を追ったドキュメンタリーです。
親交のあった埴谷雄高、野間宏それに瀬戸内寂聴が出てくるというので興味津々でした。
映画は、彼が弟子や生徒たちに教える様子、埴谷氏など友人などの証言、
そして最後彼のお葬式まで生々しく撮り続けています。
それらを通して彼の小説にかける思い、情熱がひしひしと伝わってきます。
映画としてはまさに一級品だと思います。

恥ずかしながら私は彼の作品を1冊も読んだことがありません。
それではこの映画を観て、彼の本を読んでみようかと思ったかというと、
正直読みたいいう気持ちが何故かわいてきませんでした。

何故だろうと観た後しばらく考えていると突然渥美清のことが頭に浮かびました。
私は渥美清の私生活のことはほとんど知りません。
でも、「男はつらいよ」の寅さんで充分なのです。
つまり映画という虚構の世界では、それを演じた人の私生活は必要ないのです。
小説の世界でも同じことが言えるのではないでしょうか?

つまり小説家の私生活、細かな言動が頭にあると、
すぅ~とその小説の世界に入ってゆきにくいのです。
もし、その作家の私生活まで大好きだったらまた違うかもしれません、
でも私は彼にそこまで没入できませんでした。
イメージを売り物にする人は素顔を晒してはいけない、これが鉄則だと思っています。
かのシェイクスピアという作家は実は偽名で、
本当は他の人のペンネームだという噂があるほど、彼の素性は明らかになっていません。
でも「ロミオとジュリエット」「マクベス」などは不朽の名作として親しまれているのです。

映画「顔のないヒトラーたち」

娘にすすめられて「顔のないヒトラーたち」という映画を観ました。
驚いたことに、戦後20年頃、西ドイツの若ものたちは
アウシュヴィッツという地名すら知らなかったのです。
この映画の主人公、若き検事もよく知らなかったのです。
ニュルンベルグ裁判で禊は済んだ、ナチス党員だった国民はもとより
多くの国民は自国民の古い傷には触れようとせず、
次世代の若ものにもそのことはなるべく教えないようにしてきたのです。

しかしある時ひょんなことからアウシュヴィッツにいたナチス党員が教師をしていることが発覚し、
検事総長はこの新米検事に調査を任すことにしました。
ほとんど何も知らない検事は様々な難局にたたされます。
多くの資料は米軍が押収したまま放置、ナチス党員を探すのにも苦労します。
さらに思いもよらぬ真実にも遭遇します。

さまざま困難を乗り越えて、フランクフルトの検事たちは
アウシュヴィッツにいたナチス党員の17名を有罪を勝ち取ることができたのです。
そしてこの裁判によって全てのドイツ国民に、世界中の人びとに、
アウシュヴィッツでのホロコーストが知られることにとなったのです。

正義のため、自国の恥部を暴いてまでも真実にせまろうという勇気に深い感銘を覚えました。
久々にいい映画に出会えました。

映画「おみおくりの作法」

久しぶりにいい映画を観ました。
「おみおくりの作法」(U・パゾリーニ監督)のDVDであります。
あまり期待せずに観ていたのですが次第にその作品にひきこまれてゆきました。
暗いじめ~っとした雰囲気ではなく折々みせるユーモアがとてもよい。

ロンドン市の民生係のジョン・メイは孤独死していった人の遺品から身寄りの人を探し求め、
親族がいない場合は葬儀から埋葬まで一人で務め上げています。
几帳面で酒やタバコ、遊興といったことには無縁の世界で、食事も質素でいつも一人です。
彼の趣味といえば孤独死をした人びとの写真を自分のアルバムに貼り付けることでしょうか。

そのような中、死後何日か経って発見された男性の遺品の中から写真などを手がかりに、
一人列車に乗って身寄りの人を探しはじめました。
彼と一緒に生活したことのある女性や戦友、そして今は一人住まいしている娘など探りあてます。
その人達の現在の生活ぶりをおもんばかって、決して強要することなく葬儀の日取りを知らせて立ち去ります。
そんな仕事ぶりに業を煮やした若い上司は経費が掛かり過ぎるとしてクビを言い渡します。

で、孤独死したその男の葬儀にはジョン・メイの人柄にほだされたのか
尋ねた人びとや他の戦友など多くの人びと参列していました。
その時彼は……

これから先は言わないほうがよいでしょう、
作品でこの時の感動をじわ~と味わっていただきたいと思います。

この監督は小津安二郎に深く影響を受けたこと告白していますが、
淡々としていてしっかりとした絵作りにその雰囲気がよくあらわれているようです。

最後に、この映画タイトルはあの日本映画の「おくりびと」を
連想させるようでどうも似つかわしくないように感じておりますがいかがでしょう。
なお原題は「Still Life」です。

海街diary

映画「海街diary」(是枝裕和監督)を観ました。
鎌倉を舞台に、異母妹を迎えて4人姉妹だけのくらしぶりを描いています。
漫画が原作らしいのですが、映像がとてもきれいでよかった~。

桜のトンネルの下を自転車に乗せてもらい、その心地よさを満喫する14歳の少女すず。
浴衣姿の4人姉妹が庭で花火に興じる様は秀逸です。

つらいこと、悲しいことがいっぱいあるけれども、
片意地はらず、身のまわりの人を想いやり、やさしくゆっくり生きてゆく。
あの映画「細雪」とはずいぶん違った作品になりました。
中で「きれいなもんがちゃんときれいに思えるのが有り難い」
という言葉が印象に残りました。

http://umimachi.gaga.ne.jp/
プロフィール

Hocco21

Author:Hocco21
手前、生国と発しますは
芸州・ひろしまです。
小さい折から、太田川の
産湯を使い、
長じましては宮島の弥山を
眺めてその日暮らし、
年金生活をおくってます。
さあて、ここに
取りいだしたるは、
本や音楽のお話、
また、映画や写真の話題、
それに、楽しい話に、
くだらねー話と、もり沢山!
御用とお急ぎでない方、
さあて、お立会い!

この度、「カテゴリー」の欄に
「私のお気に入り」という項目を
作成しました。
御用とお急ぎの方、
この「私のお気に入り」を
クリックてみてください。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード