みがきが・・・

いつものように鏡とにらめっこしている家内をつくづくとながめ、
「いちだんとブスにみがきがっかってきたの~」と感嘆の辞をのべると
「ブスにみがき・・・」としゃがみこんで必死に笑いをこらえていました。
ひまな年寄りの会話です(o^。^o)

「これは差別発言ではないか!」と憤りのご婦人方に一言。
確かに私は「亭主関白」、でもつれあいは「かかあ天下」で「山の神」。
おのずと主従関係は決まっております。
私が如きの雑言は、しょせん負け犬の遠吠えと受けとめ、
余裕しゃくしゃく、シワはクシャクシャであります。
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おせっかい

あるサイトに以下のような書き込みがありました。
「すみません、生きてることに、さほど。価値がなくて…」

そこでおせっかいな年寄りが少々申し上げました。

人一人が生きてゆくことにどれほどの価値があるのでしょうか?
一人の命の価値は長い人類全体の歴史からすれば無に等しいかもしれない。
でも、人は自分個人に対し何がしかの価値をけんめいに見出そうとする。

科学的に見て、地球上の全て物は118の元素からなり、
人間もその元素から構成されたものに過ぎない。
その元素の複合的構成物が不思議にも、
モノを見、風の音を聞き、バラの香りを嗅ぎ、リンゴの甘さに感動し、
絹の手触りに心と優しを感じ、あの人のことを想い、心ときめかす。
実に不可解な生き物です。

しかしながら、天文学者によると46~8億年後には
この地球はアンドロメダ星雲に巻き込まれ無くなるといういうことだそうです。
人類がこれまで築いてきたものは全て無になるのです。

ましてや人間の一生なんて長いようで短いものです。
その人の一生はといえば、寝て、食うて、遊ぶ
(古儀⇒日常的な生活から別の世界に心身を開放してその中に身を浸すこと)
ことに尽きるのではないでしょうか。
他人の評価、知識、名誉、権力、お金持ちなど、
そこにどれほどの価値があろうでしょうか。
これら俗物は時代とともにふるいにかけられ、やがて意味を失う。
これは短い人間の歴史を振り返って見てもこれは明らかです。
シーザーがガリア地方を制圧したことに
今日的、未来的に見て何のか価値のあることだろうか?
プラトンが洞察したイデア論が今日において占める位置に
どれほどの比重があるだろうか。

であるなら。もっと近視眼的に、あるいは、まわりの世界を気にしつつも、
自己の思い入れ、信念をもっともっと大切にして、
粛々と生きてゆくしかないのではなかろうか。
この時点において、他の人から評価など何の助けにもならないし、意味をなさない。
ただただ、桜の花の開花におどろき、杜甫や白楽天の詩に心震わせ、
ルネ・フレミングの歌う「白銀の月」に涙し、
若くて美しい人に心をときめかせ、両親、友人の愛に感謝し、
心をゆだねられるだけで充分ではないだろうか。

「鼓腹撃壌」という昔の言葉がありますが、
今あたえられている世界にややこしいことを考えず、
目の前にあるものをあるものとしてしっかり受けとめ、
その中から楽しみを見出し、大いに遊ぶことに専念する。
これにもっとも大切なことはないと思っております。
人類全体から見れば、一個の人間は儚く小さいかもしれない。
でもそれでよしと腹をくくることだと思います。
ましてや、人の思いなどどうでもいいことです。

わらう

友だちから借りた、古今亭志ん朝の落語を聞いています。
切れのある喋り口調、絶妙な間、ついつい惹きこまれ、
思わず大声で一人でげらげらと笑っております。

所で、「わらい」にはどうやら大きく分けて二通りの「わらい」があるらしいですね。
「赤ん坊がにこにこと笑う」という笑いと
「鼻先で嗤う」という嗤(わら)い。

赤ちゃんが笑うのはお母さんが好きで好きでたまらないから、お母さんの顔を見ると笑う。
お母さんはお母さんで、赤ちゃんが目に入れても痛くないほどかわゆいから、
赤ちゃんの笑顔を見ると思わず笑う。
この二人には上下関係とか差別感など微塵もなく、只々相手が大好きだから笑う。

しかしもう一つの「嗤い」は人を差別し、見下して、「嗤う」のです。
「愚かしさを嗤う」、「陰で嗤っている」、「鼻先で嗤う」
でも、嗤っている本人も神さまではないですから、どこかに欠点は必ずあるはずです。
その欠点を人様から指摘され、今度は嗤われることになりかねません。
つまり、差別感を持った人は、他人を嗤うけど、自分も嗤われることになります。

さて、「わらう」という言葉にはもう少し、意味があるようです。
「花がわらい、鳥が歌う」、これは文字通り満を持した花々が咲き誇る様をいっています。
そして、「膝がわらう」、年をとると筋肉も衰え膝の機能が十分に働かなくなります。
同じ使い方で、「服の縫い目がわらう」という言い方もあるようです。

私は嗤われてもいいから、笑う人になりたい、そして足腰がわらわないような丈夫な体で
いつまでものんびりとわらっていけるような人になりたいと思っております。
さて、志ん朝の落語、今度は「粗忽長屋」でも聴きますか!

ふるさとの月

今日は旧暦8月15日、中秋の名月です。
月の出は17時11分、ということで地御前港で満月を撮ってみました。
でも、月齢は13.9で、本当の真円ではないようです。
もっとも満月に近いのはこの6日だそうです。

s_DSCF4361.jpg

s_DSCF4318.jpg

「月々に月見る月は多けれど月見る月はこの月の月」
という作者不明の古歌があります。
この歌では月が8つも出てきます。
で、昔から8月の歌、つまり中秋の名月を詠ったとされています。
このように一つの言葉を重ねて使う方を畳語法と言うそうです。

そのもっと古い例として古事記に、
「八雲立つ 出雲八重垣 妻ごみに 八重垣作る その八重垣を」
という日本の最古の歌があります。

そして新しい例としては、歌ではありませんが、
2017年9月18日、甲子園球場にて緒方監督が優勝インタビューで、
およそ5分30秒間に「ほんとうに」という言葉を35回も使っています。
ほんとうに心からうれしかったのでしょうね!!!

ほんとうに故郷の月は美しい ほんとうだよね ああほんとうだ(⌒-⌒;)

世界の人々とともに

あるサイトで被爆者を悼む旨の投稿があり、
それに関連して以下のような長文を投稿いたしました。

生まれてこの方70年、広島にすみ、肉親を原爆でなくしたものとして申し上げます。
昔、他の都市で話をした折、「なんで被爆者だけが特別扱いされるのか?」と
いった趣旨の話をされました。その時私は確かこう申し上げました。
「銃弾にあたって亡くなられた方、焼夷弾で亡くなられた方、そして被爆して亡くなられた方、
人ひとりの命は寸毫も違わず等しい、尊いものです。
しかしながら、原子爆弾という大量破壊兵器というのは一瞬にして何十万の人々の命を奪い、
なおかつその後もずっと放射能という恐怖とたたかってゆかねばならない。
その兵器が今も重量化し、世界各国に配備されている。」と。

私ごとで恐縮ですが、私の祖父は原爆によって片目が飛び出しましたがなんとか避難したようです。
また庭を掃除していた祖母は爆風にあい、現在に至るまで消息がわかりません。
そして、私の母とその妹夫婦は両親を探し求めて翌日広島市内に入所しまし。
己斐駅(現在の西広島駅)に降り立つと焼けて何も無くなり、宇品港までが見えたそうです

祖父が広島市北部の小学校に収容されていることを知り、徒歩で探し当て、
山口県の農家まで担いで帰ったそうです。
生死のさまよった祖父は奇跡的に助かり、95歳の天寿を全うしました。
私の父は除隊後、しばらくして帰広してきました。
私の両親は鬼籍に入っていますが、その当時の様子をほとんど話してくれませんでした。
父も軍隊の事は一言も話してはくれませんでした。
今申し上げた事情は母が死ぬ少し前に書いた手記を発見してわかったことであります。
しかしながら、母の手記には「原爆」という文言は一つもありませんでした。
いかに彼女がその言葉を忌み嫌ったことか。

多くの世界の為政者は自分の国のことだけを、自国の利益のみを考え、
他国を人々の事は全く頭に無いようです。
あまつさえ他国、隣国を非難し、それを口実に軍備力を増強しようとする国さえあるようです。

日本の人々の中には確かに好戦的な方もおられます、しかし全ての人々がそうではありません。
それは世界の国々でも同様のことがいえるのではないでしょうか。
私はそうした平和的な世界の人々とのつながり、話し合いをもっともっと深め、理解しあい、
交流を拡散してゆくこと、国境を越え民間レベルで平和の道を模索する。
こうしたことが最終的には一番良いことだと思っております。

世界中の為政者をあてにしては、
いつまでたっても核を持った国がのさばる構図はなくならないと想います。
大変長い道のりかもしれませんがこの動きが
やがて為政者をも動こかすのではと願っている次第であります。


スレ主様の強い想いにほだされて、ついつい長話になってしまいました。
大変失礼しました。
プロフィール

Hocco21

Author:Hocco21
手前、生国と発しますは
芸州・ひろしまです。
小さい折から、太田川の
産湯を使い、
長じましては宮島の弥山を
眺めてその日暮らし、
年金生活をおくってます。
さあて、ここに
取りいだしたるは、
本や音楽のお話、
また、映画や写真の話題、
それに、楽しい話に、
くだらねー話と、もり沢山!
御用とお急ぎでない方、
さあて、お立会い!

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御用とお急ぎの方、
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