年の瀬

東京に行くに当たって、新幹線の中で読む本を物色していたら、
伊坂幸太郎の「砂漠」という本があった。

広島を13時01分ののぞみで発つ。
列車の中で、「砂漠」を必死になって読む。
面白い、いつものような伊坂幸太郎ワールドにどっぷりひたる心地よさ。

やがて夕闇のとばりが降りたばかりの東京駅に着く、
それから、中央線に乗り換え、懐かしい荻窪を降りる。
娘の家は駅のすぐそばだ。
家にはすこし老けた感じの家内が出迎えてくれた。
開口一番、「だいぶ太ったねー」
「そかなー」
その夜は出来合いの弁当ということになり、私一人が買い出しに出かける。
彼女のリクエストは「ルミナリエ」地下にある「かつ匠」のヒレカツ弁当だ。
但し、8時半以降にならないと2割引きならないというので、
仕方なく、近くのブックオフで時間をつぶす。
本を1、2冊買って、「かつ匠」に行くと、
2割引になっていたので、2つ買って帰る。
確かにおいしい。それにボリューム満点だ。
家内がトンカツを3切れとご飯を私によこした。
その晩は腹いっぱいになり、そのまま寝るも、真夜中に目が覚めた。

家内は風呂のようだ。
おそらくだいぶ前から入っているようだ。
どこをこするのかしらないが、
とにかく、体がふやけて体の油分がなくなるまで風呂に浸かっている。
このスローテンポは広島にいた時とちっとも変わらない。

そこで、私は読みかけの「砂漠」に没頭する。
読み終えたのが真夜中の3時半。
でも、この小説は面白かった!
私の学生時代を彷彿とさせ、人生にひたむきな若人の姿が心地よい。
今年も数多く本を読んだが、私的にはナンバー・ワンかな?
(※もっとも、読んだ本もほとんど覚えてないが~)

翌朝、といってもお昼前、やおら起きだし、
この一年の汚れも落とすべく駅前のスーパー銭湯に行くことにする。
家内はまだ寝ぼけまなこなので一人で行く。
もっとも、少し前まであれだけなが風呂してたから、
ここでまた風呂に入ると体の脂肪は完全に無くなるかもー
(※彼女は長身で極度に痩せています)
銭湯から出てしばらくの間、街を歩いていても体全体がぽかぽかして心地よい。
タバコが吸えて、コーヒーが飲めるいつもの喫茶店で、
赤線を引いた「砂漠」をペラペラと読み返す。

家内の化粧が遅いので、一人で秋葉原のヨドバシカメラに行く。
そこで、娘が言っていたWebカメラを買って帰る。
荻窪駅で彼女と合流し、お正月の買い出しに駅前のスーパーに行く。
考えてみると、彼女とショッピングは半年ぶりだ。
いつものように、白菜ひとつ選ぶにも、見ている私がいらいらするほどかかる。
あげくのはては、「これどこの産地ですか?」
と店の人に聞き、そこから別の話まつながっている。
やれやれである。

夕食は天丼屋で簡単に済ませ、娘の家で買ってきたWebカメラの設定をする。
設定そのものは簡単で、携帯電話のメールでイスラエルいる娘と連絡を取り、
インターネットを通じ、Webカメラを開通する。
すると、懐かしい娘の顔がモニターに現れた。
意外と元気そうである。
後は、家内がカメラ前に陣取り、母娘は延々と話が続くー
カメラを通してとはいえ、
こうして生の姿を見ることができるなんて、素晴らしい!

今晩は息子がこの荻窪までやってきて、一緒に年を越そうと思ってます。
年越しそばを食べながら、Webカメラで親子4人が話しできるー
インターネットって本当にありがたい

最後になりましたが、この1年、このサイトを拝読いただきありがとうございました。
みなさまも良いお年をお迎えいただきますようお祈り申し上げます。
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プロフィール

Hocco21

Author:Hocco21
手前、生国と発しますは
芸州・ひろしまです。
小さい折から、太田川の
産湯を使い、
長じましては宮島の弥山を
眺めてその日暮らし、
年金生活をおくってます。
さあて、ここに
取りいだしたるは、
本や音楽のお話、
また、映画や写真の話題、
それに、楽しい話に、
くだらねー話と、もり沢山!
御用とお急ぎでない方、
さあて、お立会い!

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