第三の回路

私の肉体的に欠陥についてお話しましょうか。
別にそんな大袈裟なものではありません。

少し前になりますが、定期検診の一つとして、ある脳外科に行ったことがあります。
どこか不審なとこでもあったのでしょう、再検査までさせられました。

で、わかったことは、私の首から脳に至る大動脈が3つに分かれているということでした。
普通の方は2つに分かれているのだそうです。
「先生、大丈夫でしょうか?」
「いや、まれにこんな方もおられます、あまり気にしないでください」
と、慰められました。

で、この時、私のこれまでの愚行が全て氷解したのです。
自分で言うのもなんですが、私はわりと真面目な人間です。
学校に通っている頃、勉強はそんなに嫌いな方ではありませんでした。
むしろ好きだったかもしれません。
しかしながら、いくら勉強しても成績はそれなりでありました。

その原因がわかったのです、今回の検査で。
つまり、こうです。一般に人は必要とされている脳の所に存分に血液が流れる。
方や私は、細い1本分の血管に流れ込むため、本道への血の流入がどうも不足している。
このため、いくら机に座っていても目ぼしい成果があげられない。

例えば、こうです。苦手な国語の勉強をしている時、
たまたま「ニジマス」という言葉が出てきたとします。
「2次マス?」「2時マス?」といった疑問が湧いてきて、
我が家にあった百科事典で調べ始めるのです、いろいろと、執拗なくらい。

親にしてみれば、「おお~、真面目に勉強しよるな~」といったとこでしょうが、
私にしてみれば、まことにまとまりのつかない、茫洋としたもので終わっていたのです。
案の定、成績はいつもぱっとせず、きっと両親も首を傾げていたと思います。

チンつらつら考えるに、別方向にいった血液回路は興味本位、駄洒落等に充当されていた。
いや、現実逃避なのかもしれません、そのような瑣末なことに浪費されているのでしょう。

でも、こうした変な回路をもつ頭とつきあって70年弱。
今更どうしようもなく、むしろ楽しんでおります。
ある本を読んでいたと思ったら、その中の言葉にひかれてそれに関する映画を見る。
あるいは、突然CDを引っ張りだして聴きこみ、それを聴きながら数独に没頭する。
まことにもって支離滅裂な日々です。
無目的で、気分に応じてやりたいようにして一日を過ごしております。
まことに有り難いことだと思っています。
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Hocco21

Author:Hocco21
手前、生国と発しますは
芸州・ひろしまです。
小さい折から、太田川の
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長じましては宮島の弥山を
眺めてその日暮らし、
年金生活をおくってます。
さあて、ここに
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本や音楽のお話、
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くだらねー話と、もり沢山!
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