鍛錬

「千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を錬とす」
宮本武蔵の五輪の書の一節です。
毎日欠かさず刀を振って千日(約3年)なんとか型が様になってくる。
更に万日(約10年)、刀を振り続けて体が覚え、心がついてゆくようなる。
その鍛錬、鍛錬の繰り返しで一角の剣士になるのだとある本に書かれていました。

まあそんな厳しい世界の話ではありませんが、
私が小さい頃、おやじに「お前の箸の持ち方はなっとらん」と口酸っぱく言われました。
まず一本の箸を鉛筆で持つように親指、人差し指、中指で持ちます。
そしてもう一本の箸を親指と人差指の間から通し、そのつけ根と薬指で固定します。
で、モノを摘むときは鉛筆のようにして持った箸を動かせて固定した箸に合わせるようにして摘む。
そう求愛を待っている乙女に男の手がやさしく寄り添うように(⌒-⌒;)

父の写真
(おやじの持っているボールペンの下にもう一本の箸を差し込んでやれば
ほぼ正しい箸の持ち方になるはずです(o^。^o)

大きくなり頭の中でこの理論は納得でき、おやじの前ではしおらしくその作法に従ったのですが、
根がいやしいのか欠食児童だったせいか美味しいものを前にするとそんなことかまってられなくて
我流で一気に口の中にごちそうをかきこみます(⌒-⌒;)
鬼がいなくなった今でも~

私はこれまで何万回箸を使ったことでしょう?
一口に鍛錬、鍛錬といっても本人に確たる意志のないかぎり、おざなりの練習では身につかないものです。
だって毎日のことですものね。
もしあの世とやらでおやじと割子そばでも食べることがあったら
言下に「お前の箸の持ち方はなっとらん」と言われることでしょう。
まことに不甲斐ない息子であります。
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さあて、ここに
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