自然にまかせる

昨日、NHK・BSで明治神宮の森について放送していました。
私も昔、一度だけ行ったことがありますが、この森の入り口付近でさえ、
大都会のど真ん中にあることすら忘れてしまいそうになるほど、
木々がうっそうとし、何かひんやりとしていたという記憶があります。
何かちょっと怖いようなー

テレビによりますと、この森は当初、本多静六 林学博士など
当時名だたる学者によってよって計画的に植樹されたそうです。
しかし、一端植林が済むと、その後は計画通り、あえて人の手を入れず、
ほおっておかれているそうです。
テレビの中で、ある学者が、これが100年以上すぎると、
松やヒノキなど針葉樹達はやがてその勢力を失い、
ケヤキなど広葉樹がその森を制覇するだろうと言っておられました。

これと同じような話を別の機会にテレビで観ました。
皇居西側にある吹上御苑は昭和天皇のご意思により、
人の手の全く入らない森林としてあえて放置され,
枯れて倒れた樹木もそのまま放置されるというくらい徹底されているとか。

全てを自然にまかせる。ものすごい思想ですね。
で、私はここで机上の空論を紹介したいと思います。

こうした森から一歩外に出ると、そこは鉄とコンクリートで構築された世界、
夏の強い日差しを極力遮り、その構造物内だけが快適になるように設計された世界です。
ビルなどから反射された光とコンクリートの道路から照り返される光は
容赦なく路上の人々を白日のもとにさらしあげます。

方や、手入れされていない大地の中で育っている多くの木々や草花は
少しでも多くの光を取り入れよう、わずかな光でも逃すまいと懸命に生きています。
人がその世界に入るとわずかな陽光が私たちの上にもれるだけで、
あとは入り乱れて育っているこの植物群が吸い取ってくれるのです。
私たちがこうした森の中に身を置くとき、えもいわれぬ心地よさを感ずるのは
このへんにも一つの理由があるのではないでしょうか。

カメラを持って、こうした手つかずの森に入れたらどんなに素晴らしいことだろう~
と、今、ふぅ~と煙草の煙をはきながら想像しています。
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