「柳と風」

イラン映画「柳と風」(1999年)を観ました。
村の学校のガラスを割ってしまった少年が先生からは窓ガラスを元に戻すまで
授業を受けさせないと言われてました。
弁償を求められた少年の父親は一定の職業を持たない家庭のようです。
幸い、転入生からお金を借りることが出来、
遠くの村のガラス屋さんで、1枚のガラスを切ってもらいます。
少年はケースも何もない裸の大きなガラスを持って、学校に向かいます。
とにかく、今日中に直さなくては学校に入れてもらえなくなるのです。
川を腰まで浸かりながら苦心して渡ります。やがて雨が降ってきました。
雨宿りした時、一瞬、ふぅーと気が遠のきますが、
思い直し雨の中を学校に向かいます。強い風が容赦なく吹いてきます。
私は、ハラハラ、ドキドキしながら見守ってしまいました。
歩いて、歩いて、やっと学校にたどり着きました…

この映画を観ていて私が一番に思ったことは、私なら絶対に出来ない。
親にまず訴え、何とかしてもらおうとするでしょう。
いや、それより学校側の対応に大いに不満があると訴えるでしょう。
でも、この少年の家庭は貧しいがゆえ、親にも頼れない。
そして、「ガラスを直さないと明日から学校に来てはいけない」と
先生の言われてことをそのまま素直に受け入れ、重たくて、手の切れそうはガラスを
苦心して苦心して学校まで運び、窓に取り付けたのです。が…

この映画は単に貧しい家庭の子ども姿を描いたものではないと思います。
自分の不遇をそのまま受け入れ、先生、親などに言われたことをそのまま、
すうーと聞き入れ不平も漏らさず、一人で黙々とやっていこうとする健気で、
純な少年の姿を描きたかったのだと思います。
「みんなと一緒に学校で楽しく学びたい!」
こんな少年もいるんだ~、この国には。何故かそれがすなおに受け入れられるのです。
よろしかったら、一度ご覧になられることおすすめします。
スポンサーサイト

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

Hocco21

Author:Hocco21
手前、生国と発しますは
芸州・ひろしまです。
小さい折から、太田川の
産湯を使い、
長じましては宮島の弥山を
眺めてその日暮らし、
年金生活をおくってます。
さあて、ここに
取りいだしたるは、
本や音楽のお話、
また、映画や写真の話題、
それに、楽しい話に、
くだらねー話と、もり沢山!
御用とお急ぎでない方、
さあて、お立会い!

この度、「カテゴリー」の欄に
「私のお気に入り」という項目を
作成しました。
御用とお急ぎの方、
この「私のお気に入り」を
クリックてみてください。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード