女性の長話

女性の長話はすごい!
特にうちの家内はどうも桁が違うようです。
私が散髪にいく前に、電話で妹と話していたと思ったら、
散髪から帰ってきてもまだ話している。

私は電話で話するのが大の苦手で、
用件をなるべく簡潔に言ってすぐ切る。
そもそも、何を話していいかわからないから、
だいたい1分くらいで終わります。

そこへいくと、彼女の話は無限だ。
贈り物の礼から始まって、親戚の様子、近所の噂話、
子どもの話からついには亭主の悪口、病気の話、本当に尽きることはない。
恐らく、言葉の連想ゲームをやっているのでしょう。

どうもこれは、家内だけでないいようです。
スーパーや百貨店などの休憩所で聴き耳たてると、
女性3人よれば、やはり言葉の連想ゲームをえんえんとやってます。

一方、おじさんたちは一つのテーマで話は盛り上がるが、やがて話がつきる。
そして、ある人は新聞を読み始めるか、鼻くそをほじりはじめる。
また時々、ぽろり、ぽろりと思い出したように、よた話が飛び出る。

男性と女性ではどうしてこうも違うのでしょうか?
ものの本によりますと、
それは、男女の脳内における言語機能の能力差だと書かれております。
つまり、男性は話をする場合、左脳だけで考えていますが、
女性は左右の脳が連携しあって、フルに活動できるのだそうです。
一馬力と二馬力、これでは、端から勝負になりません。

従いまして、私はずいぶん以前から家内とは喧嘩しないよう心がけています。
ケンカをうってこられた場合は一目散に退散するか、
逃げ場を失ってしまった場合はただただ黙んまり戦術をきめこんでいます。
しかし、正直、これがつらい

所で、人類の祖先が生まれたのは400万年も昔の事だそうです。
農耕や牧畜を始めたのはわずか約1万年前からだそうです。
従って、400万年弱、人類の歴史のほとんどは
野生動物や植物を採取して移動生活していたことになります。
400万年ですよ!

稲作なんて、長い長い歴史の中ではつい最近の事でしかないのです。
わかりやすく言えば、人類の歴史を1年にたとえると、
稲作など農耕生活は12月31日の紅白歌合戦を観ながら、
年越しそば食べる頃にはじまったということです。
それまでは、次の様な生活がえんえんと続いたのです。

男たちは野や山、川、海などに出かけ、
「お〜い、今日はイノシシをとって帰ったぞ」
といって家族の待つほら穴に帰ったもんです。

一方、女たちは近くの野や山に実る植物や木の実を採取する一方、
家事をしながら、獲物が届くのを待ってました。
「ヨーくん、そのキノコは毒だから食べちゃだめ」
「あいちゃん、その木の実はおいしからえっと(広島弁で沢山の意)採り!」
「じいちゃん、腰の具合はどう?」と家族全体の安全に気を配りながら、
たえず家族に声をかけ、炊事・洗濯(?)と家事をこなしていた。

また、隣近所の奥さんと、どの木の実が美味しいか、子育てはどうのとか、
隣村の○○さんのうわさ話など情報交換につとめ、これもしゃべり詰め。
とにかく、女は一日中しゃべり続けながら、家族を守ってきたのです。
まさに、「元始、女性は太陽であった」(平塚らいてう)のです。

これに対し、男たちは獲物のシカを見つけた場合、
無言で仲間に合図しながら獲物に近づかなくてはいけない。
必要なこと以外を話してはいけない、
むしろ、声高に話をすると獲物に逃げられる。
また、家に帰れば、帰ったでぐったりして、ものも言えない。

こうした生活が約400万年続いたのです。
もう一度言います、400万年ですよ
これを守り通した家族は生き残り、そうでなものは消えていったのです。
そうして、この風習が遺伝子として刻み込まれました。

だから、男は話が苦手、女は狩りに出ないから地図が読めない。

今日は今日とて、家内が友達とランチするというので、
車で市内のデパートまで送っていきました。
その間、私は近くのスーパーマーケットで
ポメラを相手に今、一生懸命、作文ごっこしてます。
それが飽きたら、持参してきた本を読む。
マクドのコーヒーを1杯、2杯とお代わりする。
そして、5時半、この荒原稿が一丁あがり!

彼女らには積もり積もった話が山ほどあるのでしょう。
家内から「終わったよ」という連絡はまだありません。

まあ、彼女は毎日家の中に閉じこもり、家事をこなしているから、
たまには息抜きできていいのかもしれません。
それに、日頃のうっぷんも多少緩和され、
しばらくの間、小言を聞かなくて、すみますもんね!

さてさて、私も長話になったしまいました。では今日のところはこれにて。

(男女の言語機能の差につきましては
「話を聞かない男、地図が読めない女」(A&B・ピーズ著、主婦の友社)
という本から援用させていただきました)

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プロフィール

Author:Hocco21
手前、生国と発しますは
芸州・ひろしまです。
小さい折から、太田川の
産湯を使い、
長じましては宮島の弥山を
眺めてその日暮らし、
年金生活をおくってます。
さあて、ここに
取りいだしたるは、
本や音楽のお話、
また、映画や写真の話題、
それに、楽しい話に、
くだらねー話と、もり沢山!
御用とお急ぎでない方、
さあて、お立会い!

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