牛と牛肉

子どもの頃、まだテレビが無い時代、「アイヴァンフォー」という番組を
NHKのラジオで放送していました。
♫「その名はアイヴァンフォー、アイヴァンフォー」とテーマ曲も一部分覚えています。
でも、中身はさっぱり記憶にありません。
その当時、ラジオで「笛吹童子」「鳴門秘帖」など子供向けの物語を数多くやっていました。
いつも夕刻、真空管ラジオでワクワクしながら聴いていたものです。
声だけというのは自分なりに場面をいろいろ想像でき楽しいものでした。

その「アイヴァンフォー」という小説を古本屋で見つけました。
作家はイングランド出身のウォルター・スコットが1820年に書いた冒険小説で、
アイヴァンフォーという架空の騎士と実在したお姫様のらロマンスを中心に、
そこに実在の国王や架空の義賊ロビン・フッドなどが絡み合いながら
波瀾万丈の物語を展開していきます。

この本を読んでいて、ちょっとおもしろいな~と思った所をお話しましょう。
12世紀ころのイギリスのイングランド地方はアングロ・サクソン人などが住んでいました。
そこへ、フランスから来たノルマン人がこれら民族を制圧し、一つの王国をつくったのです。
すなわち、支配者階級はフランス語、庶民はアングロ・サクソン語だったのです。
それが時代とともに、この両者が融合されて、今日の英語が出来上がったそうです。

で、面白い話はこれからです。
英語で、飼育される牛はcow(雌牛)、ox(雄牛)、
そして食べる肉をbeef(牛肉)と言います。
また、豚はpig 、swineで、豚肉はporkですよね。
生きている羊はsheepですが食べる肉はmutton。

そして、飼育される牛や豚、羊はアングロ・サクソン語、
食べる肉、ビーフ、ポーク、マトンはフランス語からきているそうです。

つまり、庶民はこれらの動物は飼育するだけで、食べることは出来なかった。
支配者のノルマン人は食べるだけで、飼育する必要はなかった。
それが時代がくだり庶民も牛肉や豚肉など食べられるようになり、
ビーフとかポークといった言葉を使うようになったというわけです。
この話は作者、解説者から聞いたことなんですから、間違いないと思います。

では、鶏のchickenはどうでしょうか?
生きているニワトリも食べる肉もchickenなのです。
ニワトリについては書いてありませんでした。

そこで、私なりに、ない知恵を絞って考えました。
二羽トリがいるのだから、1羽がノルマン人、
もう1羽がアングロ・サクソン人が食べたのではないかと?

じゃあ、トマト、バナナ、リンゴはどうなるんだ?
育てるときも、食べるときも同じ名前ですね~、
すみません、これにはお手上げです、わかりません。

いや、待てよ、アップルを育てたのはスティーブ・ジョブズで、
出来上がったものを使う我々市民が、それを「iPhone」とよんでいるんだ!!!
やはり、ここにも英語の歴史がひそんでいた。
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