本を読むということ

とかく本について書くと反応が薄いのですが、
それにもめげず書いてしまいます(笑)

陳舜臣『小説十八史略』(全6巻)読み上げました。
史書など18の歴史書を子供用にひとまとめにしたもので、
これは最高に面白かった。

夏王朝から宋までの約3000年余りの中国の国家興亡の様子を概観したものです。
皇帝、皇帝の母、皇帝の親族、重臣、宦官、地方豪族、西方、北方の諸民族などが
入り乱れて、領土覇権を争います。
その中には、親兄弟関係なく、欲望をむき出しにして、
まさに骨肉の争いが展開されています。
人間の欲望ってこんなにすごいのか、人ってここまで残忍になれるのか、
読んでいて本当に考えさせられます。

でも、このシリーズ最後の巻に、文天祥という武人の話が出てきます。
漢民族国家の宋という国はモンゴル人の元という国に滅ぼされますが、
滅亡の時にあって、彼、文天祥は獅子奮迅の活躍をしますが、
やがてとらえられてしまいます。
彼をとらえた敵国元の将校は彼の人柄、人望に惚れ込み、
目に涙して、元の将校となるよう説得します。
皇帝のフビライも彼だけは殺すなと厳命し、自分の配下に望んだほどです。

しかしながら彼は滅亡しつつある宋という国に忠義たて自ら死を望んだのです。
彼が最後に詠んだ、「天地に正気有り」ではじまる『正気の歌』は
後世に多大な影響を与え、吉田松陰もこの歌をもとにその存念を詠んでいます。

こうした本に出会うと、ああ~長生きしてよかった、
いい本に巡りあえてよかったなーと想うことしきりであります。
でも、こうした文章を書くということは結構精力がいりますね。
久し振りに書いた正直な感想です。(笑)
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さあて、ここに
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