「巴里の空の下セーヌは流れる」

大昔の古い映画、ジュリアン・デュヴィヴィエ監督の
「巴里の空の下セーヌは流れる」(1951年)を観ました。
デュヴィヴィエ監督といえば「望郷」(1937年)でお馴染かもしれません。
まだ生まれてなかったという方もおられるでしょう。
「巴里の空の下・・・」にしても、私が4歳の時の作品ですから。

モデルの女性、彼女を頼ってやって来た同郷の女性、何度も医師試験に落ちているインターン、労働争議のさなかに結婚記念日を祝う労働者、何匹もいる飼い猫にあげるミルク代を求めて町をさすらう老女、成績が悪くて家に帰れないとなく少女、内に凶器を秘めた彫刻家。
こうした人びとが様々に絡みあいながら、
折々の様子をフラッシュバックのようにパリのある一日を描いてゆきます。
あたかもジグゾーパズルを色々なところから組み上げていくように。
そしてある事件後に、パリの様子が一枚の絵として出来上がってゆくのです。

モノクロームで、セーヌ川の流れる美しいパリ、
そこに住む庶民の喜びと悲しみが見事に描かれています。
なんともしとりと落ち着いた絵です。
これがデュヴィヴィエたるゆえんなんでしょう。

所で、「巴里の空の下」という歌はジュリエット・グレコが歌い始めたとばかり
思っていたのですが、映画の中では男性が楽しそうに歌っていました。
黒い長い髪をなびかせ、黒ずくめの衣装で歌う彼女の姿と歌声に魅せられたせいかもしれません(笑)
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