強く明るい

「久し振りに一杯やりませんか!」と後輩から声がかかりのこのこと出かけました。
そこにはテレビ局の大道具で働いていた人、番組リポーターで活躍していた人たち、
現場でおなじ暑さ寒さを体験したなつかしい面々が揃っていました。
_DSF1832_convert_20150712102919.jpg
「たまちゃん、あんたはどういう番組に出とったかいの~?」
「じいちゃん(私のことです)、今どうしよってん?」
などなど、昔から今に至る線をたどる話で盛り上がりました。
_DSF1830_convert_20150712103021.jpg

と、「じいちゃんがね、撮影の合間のコーヒータイムで、
当時はまだ珍しかったウインナーコーヒーを私にご馳走してくれちゃったの!
で、じいちゃんがね、『そのコーヒーの底にウインナーが入っとるけ、
サジでかきまわしてみー』って、言うちゃったけー、
かき回すと何も出てこんのよー。『おかしいな~、店の人に文句言え!』
とゆうちゃったけ、声をかけると、キョトンとしとっちゃったー」
今は子育てに励んでいる元リポーターの女性が暴露しました。
言った本人はまったく記憶がないのであります。
まあ、こんなやっちもない話で楽しいひと時を過ごさせていただきました。

楽しい宴会の帰り道、例の主婦と電車を一緒しました。
すると彼女から、若くして両親を亡くし、身内の交通事故死、
さらに30代にガンで夫を失った話などをとうとうと話し始めました。
今は反抗期の子ども、息子の大病と世の不幸を一人で背負ったような経緯を
明るく闊達に語っていました。
私は返す言葉も見つからないままただただうなずいて聞いておりました。

で、彼女が電車を降りる間際、私の手を両手で強く握って、
「じいちゃん、またご一緒させてくださいね!」
とあの若い頃の笑顔のまま降りてゆきました。
いつもならほろ酔い気分でぐっすり寝込んでしまう車中でありますが、
この日ばかりはまんじりともせず、
彼女のあの強く明るい様はどこから来ているのだろうか思い続けていました。
スポンサーサイト

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

Hocco21

Author:Hocco21
手前、生国と発しますは
芸州・ひろしまです。
小さい折から、太田川の
産湯を使い、
長じましては宮島の弥山を
眺めてその日暮らし、
年金生活をおくってます。
さあて、ここに
取りいだしたるは、
本や音楽のお話、
また、映画や写真の話題、
それに、楽しい話に、
くだらねー話と、もり沢山!
御用とお急ぎでない方、
さあて、お立会い!

この度、「カテゴリー」の欄に
「私のお気に入り」という項目を
作成しました。
御用とお急ぎの方、
この「私のお気に入り」を
クリックてみてください。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード