「行く」と「ゆく」

昨夜寝ている時に、「行く」と「ゆく」の違いが気になり、
寝ぼけなまこでいろいろな辞書をあたりました。

それによりますと、奈良・平安時代から「行く」「ゆく」と併存していた。
でも、「ゆく」の用例のほうが圧倒的に多く、
平安・鎌倉時代の漢文訓読では、ほとんど「ゆく」使られているそうです。
特に複合動詞では「…ゆく」がほとんどである。
「ゆく河の流れは絶えずして…」(方丈記)
「明けゆく」「暮れゆく」「枯れゆく」

しかしながら、言葉は人とともに時代とともに変化してゆくもの、
「遊びに行ったきりもどらない」、「銭湯に行って汗を流した」
といったふうに、「行く」のほうが現代的なようです。

ここに「ゆかし」という古い言葉あります。
「うれしきもの。まだ見ぬ物語の一を見て、いみじうゆかしとのみ思うが…」(枕草子)

この「ゆかし」という言葉は、良いことが期待される所へ「ゆきたい」が原義だそうで、
どんな様子か見てみたい、逢いたい⇒好奇心がある⇒何となく慕わしい
といった意味合いに使われたようです。
現代でも「古式ゆかしい」、「おくゆかしい人柄」といった言葉が残っています。

そこで、私は魅力的なの所、ファンタスティックな所、
例えばおくゆかしい女性に逢う場合には「ゆく」を使い、
コンビニや刑務所などには「行く」を用いたいなと思っています。

最後に、唱歌の「旅愁」(りょしゅう)に
♫『更け行く秋の夜 旅の空の…』とありますが
これは「ふけゆく あきのよ」と歌ってほしいなと思います。

こんな駄文を書いているうちにタバコが無くなりました。
これからタバコ屋さんに行ってきます。

<補足>
行きしな、ゆきしな、帰りしな⇒これはどうやら標準語みたいです。
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