お笑い

「泥棒が逃げる、おい待てドロボー、と追いかける、
追いつ追われつふたりは走り続けるが、
とうとう泥棒が息が切れてとっ捕まり、組み伏せられてしまう。
通りすがりの人が駆けよって、おい大丈夫かと声をかける、
組み伏せた方がハアハア言いながら、すまねえ水を一杯くれ、と答えると
その下で泥棒もフウフウ言いながら、すみません、私にも一杯
ーこれが落語というもんです」
当事者にとっては深刻であったり悲壮であったりしても、第三者の目から見ると妙におかしい、
ということがよくある。笑っちゃ悪いと知りながらどうしても笑ってしまう、という場面である。」
(山田洋次「映画館(こや)がはねて」(中公文庫)

以上の文章は映画監督の山田洋次氏が人間国宝にもなった落語家の柳屋小さん師匠に
うかがった話だそうそうです。
山田監督は若いころ小さん師匠の新作落語の台本を書いていたそうです。

おまけにもう一つ。
ノルウェーの王様の話です。
国王オラフ5世は家から王宮に出勤するのに
助手席の侍従を乗せマイカーで自分で運転してゆくそうです。
「ある時、オスロ市内の街を走る電車が、軌道上でエンコしている車を見つけて急停車した。
運転手から窓をあけて口汚くののしると、車の中から老紳士出てきて、
帽子を取って上品に頭を下げたのだが、
それを見ていた乗客たちが慌てて運転手に声をかけたそうでである。
『おい、勘弁してやれよ、あれ王様だぜ』」
(山田洋次「映画館(こや)がはねて」(中公文庫)
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Hocco21

Author:Hocco21
手前、生国と発しますは
芸州・ひろしまです。
小さい折から、太田川の
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長じましては宮島の弥山を
眺めてその日暮らし、
年金生活をおくってます。
さあて、ここに
取りいだしたるは、
本や音楽のお話、
また、映画や写真の話題、
それに、楽しい話に、
くだらねー話と、もり沢山!
御用とお急ぎでない方、
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